大腸内視鏡

大腸内視鏡とは

正式名称は大腸内視鏡、または下部消化管内視鏡と言います。
ビデオスコープを肛門から挿入し、大腸の内部の様子を確認します。

これにより、潰瘍、ポリープ、がんといった大腸内腔の病変を確認することができます。
また、検査時にがん等が疑われる病変があった場合は、一部を内視鏡で採取して顕微鏡で調べる生体検査のほか、発見したポリープが切除可能なものと医師が判断した場合には、内視鏡で取り除くこともあります。

など

鎮静剤・鎮痛剤を使用すると、「ウトウト」した寝ているような状態となり、精神的にも肉体的にもリラックスした状態で検査を受けていただけます。
薬を使用することに不安を感じるかたもご安心ください。

患者様の安全確保のため、常時、自動血圧計や血液中の酸素濃度の測定による、呼吸や血圧のモニターを適宜行って、状況に合わせた適切な処置を行える体制を整えております。

当院では大腸内視鏡検査でポリープが見つかった場合、積極的に日帰りポリープ切除を行っています。
また、当院は入院設備も完備していますので、ポリープがある程度の大きさや個数があった場合でも、1泊〜2泊の入院により検査当日のポリープ切除をすることが出来ます。

ポリープの大きさや形状によっては、当院で安全にポリープ切除を行うことが難しい場合があります。その際は連携している大学病院等での治療を勧めさせて頂く場合があります。

大腸内視鏡検査の前には、約2Lの下剤を約3時間かけて飲んで、腸管内を空にしていただく必要があります。
自宅で下剤を飲むのが不安な方、遠方の方、検査が初めての方にお勧めです。

先に大腸内視鏡を行い、その後胃内視鏡を行います。
事前に下剤を内服していただき、腸管内は空にする必要があります。
検査を受ける日程の調整が難しい方にお勧めです。

内視鏡室には、患者様用のモニターが完備されています。
ご希望される方には検査時の画像とポリープ切除等の治療の様子をリアルタイムに見ていただくことが可能です。

休日診療日を除く、月〜土曜日の午前と午後に検査を行なっています。

検査前に下剤を飲用していただき、腸内の便をきれいにした後、大腸を観察し病気の有無を判定します。大腸の長さは約150〜200㎝です。

検査時間は観察のみで約7分〜10分、ポリープなどの治療が必要な病気や細胞の検査等を含めると20分前後の時間を要します（治療内容で異なります）。

このほか、鎮静剤を使用される方はご自身の運転による来院は控え、体を締め付けない服装にてご来院ください。